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2008年7月12日 (土)

初夏の山里  山形県東根市猪野沢

 前記事の右手の山を越えたところの集落です。東根市の南の端、天童市との境にあたる谷間の猪野沢(ひがしねし いのさわ)です。20戸ほどの集落で側溝にはとてもきれいで冷たい水が音をたてて流れていました。

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 真新しい茅葺きの家がありました、表札に「壺・・苑」とありましたので多分この地区に伝わる陶芸関係の方の住まいかと想像します。

 

 手前の赤い屋根のお宅の敷地の中にきちんと作られた屋根に保護された古碑がありました。銘を見ると年代は安永2年(1773)で18夜供養塔とありました。飢饉の死亡者の供養かと思いましたがその年に飢饉があったとの記録が見えず、うーんなにかな?というところです。次に訪れた時地元の方に聞いてみます。

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コメント

お世話様です。

十八夜供養塔に関して、自分なりに調べてみました。
まず、供養と書いてあっても、一般的に言う「供養」とは意味が違うようです。
庚申信仰に基づく「月待」行事に関わって建てられた供養塔の事を「月待供養塔」、略して「月待塔」と呼ばれるようです。

多分ご存知だと思うのですが、「旧暦十八日の月を「居待月」と呼ばれ、旧暦十八日の夜に行なわれる念仏行事に絡めて「十八夜供養塔」はその標しとして理解できるようです。

「十八夜供養塔」は、青森から鹿児島まで広く分布していますが、山形はその中でも特に数が多く130基を越えるのは全国でも稀なようです。
また、最古の塔とされているのは杉並区善福寺にあるもので、享保十九年(1734)だそうです。

刻像塔では「馬頭観音」・「地蔵菩薩」などの菩薩を主尊とし、文字塔の場合は「十八夜」・「十八夜塔」・「十八夜供養塔」・「奉待十八夜供養」・「奉待十八夜講念仏供養塔」と刻まれるとの事です。

ただ、ここで何故「供養」と言う言葉が使われているのかまでは調べが付きませんでした。


参考文献(ほとんど引用)いろいろ(笑)

投稿: こう | 2008年7月14日 (月) 09時29分

こうさん、こんにちは。
 色々詳しい情報ありがとうございました。
 なるほど庚申信仰との関係があるかもしれませんね、庚申信仰は中国の道教からのもので、身中の悪い虫おさえに年に6回徹夜で念仏をし3年続けると庚申塔を建てられるそうです。6×3で18回(夜)ですね。しかもその行為を供養と言うこともあるそうです。
 この奥には中世の祠の遺構もあり、なかなか奥深いところです。
 一山越えれば山寺、向かいは月山で山岳密教のきびしい修験道のさなかにありますが、庶民はたまには徹夜で酒を酌み交わすような行事もしたかったのかな。

投稿: 杜しま | 2008年7月14日 (月) 15時34分

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