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2008年9月 6日 (土)

天上の釣り、合掌   開高健  川の中の一本の杭

Img919_3 開高師が8912月に彼岸に渡って来年ではや20年、天上に釣りがあればこんな感じでやってるかもしれません。

アラスカでの828月のひとこまですが川の中の1本の杭になれという話のとおりの情景です。

 で、私もその気になって山形県の大河最上川に胸まで立ち込んでサクラマスをねらいに行った時を絵にしました、大石田町です。

 転んで流されれば「おくのほそ道」ラインで日本海まで行きますが大河に鉄砲水はありませんから安心ではあります。実際は人間はもっと小さく米粒くらいに描かなければなりません。ま、そのへんはイメージということで。

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 大きな瀬がありその下の深み、そしてきれいな支流が流れ込むという絶対のポイントです。3年通いました、狙いのサクラマスは初回の時にヒットしましたがジャンプされて外れました、目の下70cmあったかなあ、見た時、こいつは北上川の遠投用8ポンドラインでは獲れないと12ポンドに上げリールも一ランク上げました。

 その後通いましたが、ビギナーズラックは釣界の真理、釣れたのは70cmでかマルタ(オオガイ)10本、2尺の大ナマズ4本、ニゴイがいくつか。いちばん竿を絞り込んでくれたのは2尺の野鯉の背がかりでした、そのパワーになんの怪物が来たかと思いました。この時は竿が折れるかラインブレイク(12ポンド)かどちらかを覚悟しましたがさすが剛竿フェンウイック、なんとか取り込めました。川が大きいと魚も大きいです。

 

 3年間釣り人は1人も見かけませんでした、地元の人に聞いても「サクラマスねえ?みたことないなあ」という感じでした。川下りの観光船が通り、お客さんの「なんだあれ?」の視線も浴びました。

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コメント

川の中の一本の杭ですか
その気になって
師の話そのまま・杭になってみる杜しまさん、微笑ましくもあり、また釣り人のロマンというと生意気かもしれませんが、文章を見て絵を見て感じたりもしました。

下の絵
船客の視線・・フフ・・
眺める側と眺められる側・・の気持ち
あれこれ想像すると笑えるんですけど・・
文章のせいかしら・・?

投稿: kayo | 2008年9月 7日 (日) 08時33分

kayoさん、こんにちは。
 師はよく時の流れに「橋の下をたくさんの水が流れた」という方丈記の一節のもじりを使いました。ほんとにたくさんの水が流れてまもなく20年。
 人影の見えない大河にひとりで立ちこんでいると、自分はいったい何をしてるのかなと思ってしまいます。

投稿: 杜しま | 2008年9月 7日 (日) 10時32分

杜しまさん、こんばんは。

サクラマスですか…一度で良いから釣ってみたいと思っていますが、場所や季節が限られ、運も必要でしょうか。

安直な僕は、お話にもあった鯉釣りを楽しんでいます。
フライで釣ると、とてもシビアなサイトフィッシングで、さらには超大物の引きも楽しめますのでお勧めです。

投稿: しげ | 2008年9月 7日 (日) 23時41分

しげさん、こんにちは。
 今日はしばらくぶりで晴れました。10日ほど雨続きでしたので川は増水中です。栄養分を海に流して秋ハゼが大きくなるでしょう。
 サクラマスは釣れないゆえかえって熱くなる人が多いです。釣具屋さんもルアーが売れるのでいい商売ができています。この釣りはルアーのロスト率が高いのです。
  
 鯉の背がかりのパワーはすごいですね。以前西山徹さんの本で多摩川の鯉釣りのことを詠んだことがあります。
 

投稿: 杜しま | 2008年9月 8日 (月) 10時14分

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