なんて美しい町だろう! 山形県金山町その-2
ここはセピアと白と深緑のまちです、特に際立った観光名所があるわけではありませんしJRの駅もないのにJR関連のホテルがあり多数の人が訪れています。まちなかに土産物屋もありません。不思議な静けさを湛えた奥羽山系の盆地にある町です。
現在のこの町の美しさは7期にわたり町長をつとめた情熱家の熱意とそれを理解した住民によるものです。
昭和61年3月に歴史・伝統を生かしたまちを100年かけてつくろうという思想のもとに「金山町街並み景観条例」を制定しました。
全国に先がけて、特産の金山杉を使用した伝統工法による金山型住宅建築への誘導と助成を行いその成果が毎年積み重なり、見事に美しい町が出来上がりつつあります。当時、わが国でも規制はかけるが助成金を出してまで町の景観を守ろうという施策はありませんでした。文化財保護法などによる規制ではありません、行政の助成・誘導と町の人々の意識がそうさせました。
金山型住宅は、白壁と切妻屋根を基本とするかたちです。町のHPにあった「美しく古びる素材を使う」なんていい言葉ですね。この町のひとつの集落(わずか13戸)から日本でもっとも質の高い(高価な)山菜たらの芽が出荷されていることも事実です。
町の中の住宅の姿です。
町の外れもこのとおり。
用紙はF8です。
以下は私の専門分野の話です。
数年前この町に土砂崩壊防止設計の仕事を2年間することになり何度か通った縁があります。東大の森林風致学の教授と意見交換をしながら施設デザインをしました。その際に記憶に残った意見は「土木施設への余計な化粧は最悪だ、たとえば化粧型枠など、余計な金がかかることになる。デザインをきちんと意識した設計をしたしかし余計な金をかけてはいないということが伝わるデザインをしよう」 同感です。
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コメント
本当に美しい町ですね。
こんなキレイなところで住んだら、きっと時間がのんびりゆったり過ぎていくような気がします。
子供達の非行も少ないような気がします。
町の人は、いい町長を選ばれましたね。
投稿: kayo | 2008年10月28日 (火) 21時12分
キレイな町ですね。
こういうところ散歩して歩きたいもんです。
「美しく古びる素材を使う」ってのはいいですね。
軽薄な素材やデザインは町じゅうに溢れてますけど、百年後の姿を想像すると痛々しいものばかりです。
古くなればなるほど良くなるだろうなぁと思わせるものは稀ですね。
投稿: anago | 2008年10月28日 (火) 22時06分
kayoさん、こんばんは。
アジは釣れましたか。
ここは不思議な町です。初めて訪れたのは10年前ですが美しくなるいっぽうです。いまどきの観光客からは、「なんにもないのね」と言われますがそこがいいんです。あざとい土産物屋も食べもの屋もありません。
町長はその参院議員になり今2期目です。
投稿: 杜しま | 2008年10月28日 (火) 22時45分
anagoさん、こんばんは。
ここは静かな静かな町です、町の中央を通り抜ける国道13号から一歩入ると雰囲気が変わります。よくぞここまでと思わせる景観が広がります。
桜の時期もいいですよ。
投稿: 杜しま | 2008年10月28日 (火) 22時52分