« 2010年11月 | トップページ | 2011年1月 »

2010年12月

2010年12月29日 (水)

白、ただ白だけ  岩手山から八幡平

 秋田新幹線で盛岡を出てしばらくの間は車窓から岩手山から八幡平(はちまんたい)への連峰がよく見えます。真冬は山も里も白一色におおわれています。

11_2

生き物の姿も見えず静寂だけの世界です。空の色もこの季節は白っぽい青に見えます。

山麓で働いていた営林署のOBに、「若い頃赴任して暮らした官舎(木造平屋)では冬になると台所においたビールが凍って割れてしまうんだ」という話を聞きました。寒いところです。

にほんブログ村 美術ブログ 水彩画へ

↑ ブログランキング参加中です。気に入って頂けましたらクリック応援をお願いいたします。

http://ping.blogmura.com/xmlrpc/8ktijslpvq7y

用紙はコットマン、46×32cm、絵具は空はシュミンケホラダム、ほかはターナーです。ターナー独自のマヤブルーが雪の陰影にちょうどいいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年12月24日 (金)

開高師、巨大オヒョウに参ったの図

師は1982年にベーリング海の孤島セントジョージ島で巨大オヒョウに挑戦し、結果は名作「オーパ、オーパ!!」 に記録されています。

19

 かの地ではマンサイズやベットサイズなど大きさによって呼び名を変えているそうで、これはバーンドア(納屋の戸)サイズです、開高さんを大きく描いたので小さく見えますが。この上にダブルベッットサイズまで3サイズあります。

この海域でのオヒョウ釣りは師をして「二度とごめんだ」と言わせました。

20 以前UPしたものです、ファイトの最中、尾びれで一発やられるとボートは沈没、人間は5分で凍死。

21 これも以前UPしました、同行の料理人によるバーンサイズのオヒョウの姿作り、一切れ350g。この魚がこの後どうなったのかは記されていません。

にほんブログ村 美術ブログ 水彩画へ

↑ ブログランキング参加中です。気に入って頂けましたらクリック応援をお願いいたします。

http://ping.blogmura.com/xmlrpc/8ktijslpvq7y

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2010年12月21日 (火)

西蔵王の雪降り   山形市西蔵王地区

 先週の雪道の峠越えからこのところ寒さがゆるみ、山形市街地では雪の跡形もありません、スキー場も雪不足です。

8

 蔵王の斜面が山形市街に向かって急傾斜で下って行く途中にちょっとした高原状の平坦地があり、開かれた農地は戦後の開拓地のように見えます。

 中央の1本の道は高速道路から蔵王スキー場へ上る有料道路です。若い時に通っていた頃はまだ無くせまい急勾配の道をタイヤにチェーンを巻いて上ったのがなつかしいです。

 正面の斜面地は平安時代に開かれその後廃れた山岳信仰の聖地で春に紹介したオオヤマザクラの群生地があります。

にほんブログ村 美術ブログ 水彩画へ

↑ ブログランキング参加中です。気に入って頂けましたらクリック応援をお願いいたします。

http://ping.blogmura.com/xmlrpc/8ktijslpvq7y

 用紙はアルシュ、45×30cm、絵具はターナーです。いつもの青葉画荘で、国産のターナーという絵具を紹介されとても安価なので買いました。全48色チューブタイプですが印象は「これはいい」、色の密度は低めですがきめのこまやかさが私には向いています。しかもお値段が英W&Nの1/3、独シュミンケの1/6程度です。

 これからいろいろ描いてみないと軽々に結論は出せませんがあっさりあざやか系の描き方によさそうな予感がします。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年12月18日 (土)

開高 健師のアンバサダー

 開高 健師が一生使い続けたリールがスウエーデン製ABUアンバサダーの5000番と7000番です。 知り合いの方の自慢のコレクションを描いてくれと依頼があり2枚描いたもののうち手元に残ったほうです(要するにボツ)。

7_3

 19986月のモンゴルはチョロート川での朝の寒さに震えながらの巨大イトウ釣りの姿を添えました。ここでのリールは7000番です。ここで釣り上げた120cmのイトウが師の最後の釣果となりました。

 私は小型の1500番の記念モデル(なにの記念か忘れました)を持っていますが使う機会がないまま棚の飾り物と化しています。

にほんブログ村 美術ブログ 水彩画へ

↑ ブログランキング参加中です。気に入って頂けましたらクリック応援をお願いいたします。

http://ping.blogmura.com/xmlrpc/8ktijslpvq7y

 用紙はアヴァロンのF4、絵具は国産のターナーです。生のままだとてごわいアヴァロンですが水張りをしたらおとなしくなりました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年12月12日 (日)

開高忌によせて 旅の終焉 「静かなることを学べ」の図

 師のテレビのドキュメント作品として遺作となった885月から6月にかけてのスコットランド釣行からの絵です。

6_2

 英国の元首相のヒューム卿からの招待で卿の城内のプライベートリバーでの釣りから釣聖アイザック・ウオルトン(15931683)が愛した川でのフライフィッシングが収録されています。ここでの開高師はかってのように煮えたぎることもなく卿の前に緊張かつ恥ずかしそうに現われます。釣り姿も伝統の正装でした。

でも結局まったく釣れずさびしそうに帰路につきました。

ウオルトンは「釣魚大全」とともに「おだやかなることを学べあるいは静かなることを学べ」と訳されている言葉を残しています。でも具現した雰囲気を持つ釣り人を見たことはありません。

師はこの後中国とカナダへ出かけ翌89年12月にガンのため亡くなりました。

にほんブログ村 美術ブログ 水彩画へ

↑ ブログランキング参加中です。気に入って頂けましたらクリック応援をお願いいたします。

http://ping.blogmura.com/xmlrpc/8ktijslpvq7y

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年12月 9日 (木)

開高忌によせて

 129日は稀代の文章家で釣師の開高 健師の命日です。19686月に釧路湿原で75cmのイトウをゲットしたことがルアー釣師として世界を釣行する入口でした。当時37歳。

 その後西欧、北米から南米大陸縦断、モンゴルなどを釣り歩きそれを文章として発表し続け、晩年はビデオ映像に登場し889月のカナダでその旅は終わりました。

1989129日没 享年58歳。合掌

3_2

 師最初の釣行記「私の釣魚大全」の最終章のひとつ前、小笠原諸島の南端での姿(37歳)ともう一枚スコットランドでの姿(次記事に)を描きました。

4_2

 これまで描いたのを加えてちょうど13枚になったので自分だけのカレンダーを作りました。といいつつ1部をルアーフィッシングを愛し師の著作を読んでいる釣友(ひとり)だけにお歳暮にしました。

 師の釣行記や逸話によく出てくるウイスキーはサントリーオールドです、きのう1本買ってきたのを開けて献杯!!

にほんブログ村 美術ブログ 水彩画へ

↑ ブログランキング参加中です。気に入って頂けましたらクリック応援をお願いいたします。

http://ping.blogmura.com/xmlrpc/8ktijslpvq7y

 

 用紙は小さいF3です。この場面、手元にある本の写真はモノクロですが想像しながら色を塗りました。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

« 2010年11月 | トップページ | 2011年1月 »