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2011年1月26日 (水)

雪いつまで   山形市 笹谷街道

 週一回大学へ往復する山形市内の笹谷街道沿いに気になる板倉があります。春はサクラ、晩秋には2本のカキの実の朱色を前景にした古街道らしい風情を見せてくれています。

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 山形市の市街地が切れ笹谷峠へ上り始める谷の入口のところです。といっても県庁まで車で5分です。

道路が急にカーブするところで幅も狭くて車を停めるのが難しくなかなか写真が撮れませんでしたがなんとかゲットできました。

「画題」

写真家土門拳さんの晩年の著作のなかに「画題」というタイトルの文章がありました。土門さんが一般応募月例写真の審査をしていた頃の経験からですがわが意をを得たりとの思いがしました。

そこでの土門さんが嫌うワースト3は「無題」、「習作」、「作品A、作品ーⅠ」です。

「無題」・・・作者の気取ったポーズが感じられる、小学校卒くらいの学力があればつけられるはずだ。

「習作」・・・習作でもこんなものだと腹のなかで威張っている、習作と本作の違いなんてない、君の「本作」はどこにあるんだ。

「作品ーA、作品ーⅠ」・・・これほどキザなものはない、作品以外の何物でもない、変に芸術ぶった心の裏返しだ。このタイプはいつもどこかで消える、作品AがXYZまで、作品ーⅠがⅤⅦまで行ったのは見たことがない。

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用紙はホワイトワトソンF6、絵具はシュミンケです。

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コメント

 こんにちは。おじゃまします。

 雪景色いいですね。電線もあって、いい感じだなあって思います。奥へ続く構図、木に降り積もった雪、う~~んいいなあ。

 この時期、水彩画を描いている雪国の方は雪景色が描けるからいいですね。

 土門拳さんの「画題」コラム、「う~んなるほど。」と思いました。短大の頃よく展覧会に行きましたが、そういう題も多かったですね。

 喜びの裏の悲しみ、幸福の中の不幸、が垣間見える芸術は、奥が深くていいなって思いますが、裏にいやらしさが垣間見えるとうんざりしますね。

投稿: KUROKAWA | 2011年1月26日 (水) 20時19分

KUROKAWAさん、こんにちは。
 いつもは電柱電線を描かないのですが、あったほうが奥行き感が出せる場合があることに気がつきました。
 雪景色はいいのですが色がないのでシュミンケの利点が生かせずにいます、関西ではもうなにか野の花が咲き始めていることでしょうね。
 土門さんは晩年にエッセイを書くようになりましたがその文中での写真撮影への執念や迫力はすさまじいものです。画題のところは「写真作法、1976年刊」ですが、写真を絵とおきかえるとそのまま自分への叱責に感じます。

投稿: 杜しま | 2011年1月26日 (水) 21時26分

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