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2011年2月 4日 (金)

天台密教の山   山寺

 立春となり季節が春へ動き始めてきたようです。

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 芭蕉の名句が有名な立石寺(りっしゃくじ)通称山寺です。冬はほとんどモノクロームの世界になります。静かな冬の風景が好きなので何度か描いています。

 平安時代の高僧円仁(慈覚大師)が約1200年前に開いたとされる天台密教の聖地です。ここは死者の寄るところとされていて、境内には結婚することができずに死んだ若者の供養絵馬が大量に奉納されています。夏にはその霊を供養する夜行念仏(やぎょうねんぶつ)も行われています。ですから地元では若いカップルで入ってはいけないところとされています。

 右下の金堂から長い石段を登って山頂の奥の院に達しますが冬は危険です。私はどうもここは異界のような感じがしていつも入り口で引き返しています。

 土門さんのエッセイは写真を絵と読み替えると教えられることが多いです。

「画題は発想と直結する」 土門拳

 仕上がった写真を眺めながら画題を考えることは楽しい。いい画題が浮かんだときはいい写真が撮れたときとはまたちがった嬉しさがある。

 自分の作品を人様に見て貰う以上、画題はあるほうが親切である。「画題?そんなものはないね、見れば分かるだろう」などという態度は、第一礼儀に反する。

 もちろん画題で写真そのものになんの変化も起るわけではない、画題に写真以上に苦心するのは馬鹿げている。

 ぼくがコンテストの審査員をしていて気づいたことだが、不思議と、うまい画題がついている写真は写真そのものもうまいし、下手な画題のついている写真は写真そのものも下手なことである。

それは、画題は発想と直結するからではあるまいか、発想があいまいなままシャッターを切った場合は、写真ができてから、画題のつけようがなくて困るものだ。 「写真作法 1976年刊」

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 用紙はワットマン細目 56×38cm、絵具は日本画用の吉祥です、空の色はまだ冬らしい白っぽい青なので白群(びャくぐん)という色を使いました。

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コメント

こんにちは。

冬の杉木立がいいですね。
静かな冬の風景が好きですか?
私も好きです^^

投稿: ワカメ | 2011年2月 5日 (土) 16時20分

ワカメさん、こんにちは。
 この岩の急斜面によくスギを植林したものだと感心しています。たぶんお寺の建替えに備えてのことでしょうが雨で崩れなければいいなと思います。
 こちらのこの季節は野の花はありませんし雪景色しかないのでおのずとこうなります。一番好きなのは残雪の山なみを背景にした初夏の花たちです。

投稿: 杜しま | 2011年2月 5日 (土) 17時25分

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