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2011年4月 7日 (木)

驚異の耐久力、荒浜の松  仙台市若林区荒浜

 ガソリン不足もようやく解消しましたが、これまでの停滞の反動で大変な渋滞が発生しています。

 市内の調査活動の中で、前記事の場所から北へ約2km、集落全滅状態の荒浜から少し離れた田のなかに小さなお宮が何事もなかったかのように残っていました。少なくとも数メートルの高さの津波が来たはずなのになんで?

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 よく見ると手前がわずかに高くなっています、ほかの事例から見てこれが船のへさきのように水を分けたのではないかと考えられます。

 押し寄せる流木などから数本の黒松がお宮を守ったようです、外側の2本の黒松の幹には傷跡が生々しいですがその付近には同じくらいの大きさの赤松が転がっています。たぶんこの黒松が流れてきた赤松を弾きとばしたのでしょう。その強靭さには驚嘆です。まるで東大寺の山門の2体の仁王さんのように感じました。これからしばらくの間この黒松たちの様子を見ていきます。

 この近くの村が横綱谷風の故郷です、仁王のようになった谷風と雷電がならんで 「ん、流木か、どすこい!突き押し!!」なんてことを想像してしまいました。

 左下に折れた電柱の鉄筋がうねっています。鉄筋コンクリートの電柱からコンクリート部分だけを抜きさった水の力はいったいどんなものだったのか想像もつきません。

用紙はワットマンF8、絵具はシュミンケホラダムです。

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コメント

 こんにちは。日本で水彩画で被災地の光景を描かれているのは、社しまさんしか居ないように思います。後世に貴重な記録と思います。

 お宮さん、ほんとうに神がかり的に守られていますね。何もかも…きっと、解体業者ですら、あんな更地にするのは大変な作業なのに、波は一気に押し流してしまいました。そんな中生き残るなんて、何か宿っている気がしてなりません。

 何事も無かったお宮さんの絵、希望を感じます。

投稿: KUROKAWA | 2011年4月 7日 (木) 16時36分

KUROKAWAさん、こんにちは。
 ありがとうございます。
 陸前高田市の松原でも一本残った松を復興のシンボルにしようとしています。ここにあった荒浜集落がもし復興できればその力を増してくれそうな野の宮の姿です。
 なぜ数メートルの高さの津波にこんな華奢なお宮が残ったのか近いうちに再訪して調べてみます。
 知り合いもいたところなので、涙を拭きながら描いていました。
 サクラを描きたいのですがもう少し先になりそうです。

投稿: 杜しま | 2011年4月 7日 (木) 16時59分

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