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2011年11月

2011年11月27日 (日)

秋と冬が同居する季節  宮城県川崎町笹谷

 1121日に山形市への通勤途中の高速道路から、まだ紅葉の残りがある晩秋の木々とすぐ上の峰が雪化粧をしている不思議な風景を見ました。笹谷峠に近くなると雪がちらちら降り、道路は融雪材で濡れて、制限速度は50km、この冬初の雪景色ドライブになりました。

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 秋と冬が同居する風景をどう表現しようか、ここは日本画のような描き方をしようと考え、グレーの紙にガッシュをニカワと水で溶きながらとろとろ状態で描きました。空を銀で塗ったので見る角度により黒い雪になったり白い雪になったりする面白い発見をしました。

17_2 空の銀の反射で降る雪が黒く見えます。

 用紙はキャンソン・ミタント54×36cm、絵具はホルベインのガッシュです。

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2011年11月23日 (水)

秋色あざやかに   山形市高瀬

 夕焼けにはまだ時間がありましたが傾きかけた日に照らされた山の紅葉と雲がきれいでした。

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 野原や家々の庭では野菊ががんばって咲き残っています。数輪いただいてきて机の脇におきそれを見ながら描きました。

20年前のアニメ映画「おもひでぽろぽろ」の舞台になった行き止まりの広い谷間でしたがが、その後まんなかに広域農道が通り奥の山を貫くトンネルにより市内と直結されたことにより当時とは里の様子が変わっているでしょうが山々はそのままです。

用紙はワットマン、65×30cm、絵具は整理を終えたW&Nです。

15_2  昨年夏にUPした同じ谷間での紅花の風景です。こちらはひとまわり大きいストラスモアとラウニーです。

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2011年11月19日 (土)

岩手の古道から   岩手県水沢市二渡

 先月、秋田県鹿角市へ行く途中、高速が事故で通行止めとのことで平泉から北上川左岸の県道を迂回しました。途中に東街道という標識がありなるほどそうかと思わせる古碑や集落があるなかなか風情のある道でした。北上山地を越えて三陸方面へ行く古街道のようです。

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 左手に北上川の流れを見ながら北上していくと素敵な風景の連続でちょいちょい停車しては写真撮影を繰り返しました。

 用紙はワットマン 55×37cm、絵具はレンブラントです。レンブラントの地味めの発色は静かな晩秋の田園風景にはとてもいいです。

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2011年11月16日 (水)

秋といえば芋煮会   仙台市 広瀬川

 盛期が過ぎようとしていますが、仙台市内を流れる広瀬川の川原では連日様々な人々が秋空のもとで川原の芋煮会(いもにかい)を楽しみます。春のお花見、秋の芋煮会は庶民の大切な行事です。

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 ルーツは山形市の川原で貧乏侍が野外で秋の野菜を煮て楽しんだことと伝えられます、山形市内では毎年径3mくらいの大きななべにパワーショベルで具材を放り込む巨大意煮会が名物です。

 山形ではしょうゆ味、仙台ではみそ味で仕上げるのが相違点です。いずれも牛肉を使いサトイモ、ネギ、こんにゃく、きのこを煮込みます。かまどは現地の石で組み薪で炊きます。火付けから煮えるまでは1時間は優にかかるのでその間にあーでもないこーでもないと味付けを議論するのも楽しみです。薪はこの季節はコンビニで売っています。

 作家の内館牧子さんが東北大に社会人留学をしていた際にこれを経験してなにに驚いたかというと「東北大の学生はみんななにもない川原でさくさく火を起こして煮炊きができる」ということでした。こちらの人間からすればあたりまえのことなんですが新鮮だったようです。

 秋田では“なべっこ“と呼ぶ庶民の伝統行事です。青森と岩手ではやらないようです。

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2011年11月14日 (月)

小さな山の駅、折渡   由利本荘市岩城

 前記事の羽後亀田駅から南へ、折渡(おりわたり)という名の小さな駅がありました。駅の前には家が3軒あるだけでなんとものどかな風景でした。

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 駅ができたのは1957年に信号所としてでき、1987年に旅客扱いを開始しましたが乗り降りする人がいるのかしらという感じで、普通列車すら大部分は通過し朝夕に上下あわせて数本が停まるだけです。この先の峠に折渡千体地蔵という名所があるのでそこを狙ったのかもしれません。

 線路は由利本荘市へ、道は正面の峠を始めとしていくつかの低い峠を越えて行くとやがて横手市に至ります。B級グルメの横手やきそばを食べようかと思って寄りましたが時間が悪く食べ損ねました。

 用紙はワットマン 47×17cm、絵具はレンブラントです。

 レンブラント絵具でひとつ事件がありました。ハーフパンの36色セットを使っていますが、赤系統の隣同士の2つのケースの色が同じ発色なのを発見、でも包装紙を調べると別番号、しかもあやしいことにプラケースには必ず打ってある色番号表示がこれだけない。で、いつもの画材店に行って確認、在庫のひとつの包装紙をためしに剥いたら同じことでした。現在輸入元まで遡って調査中です。いつも一枚描きあげるとパレットをきれいに洗ってから次のに移るようにしているので発見できました。このレンブラントのセットは購入したての時に同じ色が2個入っていました、これはすぐ交換してもらえましたがなんか管理があぶないです。値段もほどほどでいい色なんですが。

 あと最近はチューブタイプを併用することが多くなってきましたが、緑系のある色で同じ色番号のハーフパンとチューブで明らかに発色が異なるのがあり驚きました、でもこれは自分の色のバリエーションがひとつ増えたなということで許せますはい・・。

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2011年11月10日 (木)

小さな城下町の駅羽後亀田  由利本荘市岩城亀田

以前から見たかったJR羽越本線の羽後亀田駅に寄りました。2万石の城下町ですが駅は市街地からかなり離れています、歩いていくのはちとしんどい距離です。地形の関係かあるいは昔よくあった鉄道反対運動のせいなのかな。

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ここは、松本清張の「砂の器」映画のロケ地になりました。ずいぶん時間がたちましたが映画のとおりそのまま存在していました。駅前には家が1軒とタクシー営業所、横にならんで3軒しかない静かな山間の駅でした。

砂の器は小説も映画も重い作品ですが、映画のラスト近くで親子が四季の各地をさまよい歩くシーンの風景の美しさは私の絵の原点です。

この作品でいやなのは、羽後亀田駅が登場することになるキーワードが東北弁、ズーズー弁とされていることです。しかし東北弁という方言はありません、6県それぞれにまったく異なるのです。四国弁や九州弁というのはないのと同じです。またズーズー弁というのは何をさすのでしょう。以前仙台の農村を舞台にした朝ドラがありましたが、主人公の父親役の俳優の国籍不明の仙台弁(のつもり)のひどさに地元がそっぽを向いたことがありました。

用紙はWワトソンF6、絵具は吉祥です。

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2011年11月 6日 (日)

月下岩手山   八幡平アスピーテライン

 先月ここを訪れてからもう1ヶ月たってしまいました。

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 紅葉が盛りの八幡平アスピーテラインを夕闇迫るころに秋田県から岩手県に入った峠からです。岩手山とそれに連なる峰々を北側から見る形になります。眼下に八幡沼が白く光っていました。

 初めて走った高原道路でしたが、東北らしい穏やかな山容の山々が構成する風景の連続に感動でした。

 用紙はキャンソン・ミ・タントを60×27+cmに切りました、絵具はホルベインガッシュです。

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2011年11月 3日 (木)

おくのほそ道最北の地でざっこ釣り  にかほ市象潟

秋田市への道中、古刹蚶満寺(かんまんじ)を後にするころは日が傾きつつありました。寺の前にりっぱな用水路が道路わきをゆったりと流れていました、雑魚釣りにはちょうどいい深さや流れ具合。

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いつも車に積みっぱなしの渓流竿でご飯粒をつけてのちょい釣りをしました、ツンツンというあたりはありますが針がかりまではしません、たぶん口の小さいモツゴかタモロコでしょう、ヤマメやイワナ用の針では大きすぎです。いっとき遊んで明るいうちに羽後本荘へ向かいました。

「象潟や 日は短くて ざっこ釣り」 杜しま翁

用紙はワットマン 57×30cm、絵具はレンブラントです。

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