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2011年11月10日 (木)

小さな城下町の駅羽後亀田  由利本荘市岩城亀田

以前から見たかったJR羽越本線の羽後亀田駅に寄りました。2万石の城下町ですが駅は市街地からかなり離れています、歩いていくのはちとしんどい距離です。地形の関係かあるいは昔よくあった鉄道反対運動のせいなのかな。

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ここは、松本清張の「砂の器」映画のロケ地になりました。ずいぶん時間がたちましたが映画のとおりそのまま存在していました。駅前には家が1軒とタクシー営業所、横にならんで3軒しかない静かな山間の駅でした。

砂の器は小説も映画も重い作品ですが、映画のラスト近くで親子が四季の各地をさまよい歩くシーンの風景の美しさは私の絵の原点です。

この作品でいやなのは、羽後亀田駅が登場することになるキーワードが東北弁、ズーズー弁とされていることです。しかし東北弁という方言はありません、6県それぞれにまったく異なるのです。四国弁や九州弁というのはないのと同じです。またズーズー弁というのは何をさすのでしょう。以前仙台の農村を舞台にした朝ドラがありましたが、主人公の父親役の俳優の国籍不明の仙台弁(のつもり)のひどさに地元がそっぽを向いたことがありました。

用紙はWワトソンF6、絵具は吉祥です。

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コメント

こんばんは、
ここも秋田本荘間で通る馴染みのところで
本当に何もないようなところが絵になっていく、
さすがだなぁと思って拝見してました。
砂の品は有名ですね、良い映画ですし
当時としてはビッグなニュースだったと思います。

フェルメール展おかげさまで比較的ゆっくり鑑賞出来ました。
杜しまさん恩師の絵も、素晴らしい方なんですね。
みちのくここにありというタッチにうなってきました。
こども絵画展は残念ながら終了してたようです。

投稿: エミ | 2011年11月11日 (金) 20時08分

エミさん、ありがとうございます。
 旅先でこのような駅を見ると、これまでここでどのような風景が展開されてきたのかしみじみと眺めてしまいます。歴史のある駅もよいモチーフになりますね。
 次のUPは、この先にあるもっとひなびたというか不思議な駅です。

 フェルメール展、ゆつくりできてよかったですね。たぶんもう少し近寄りたいと思われたことでしょう。
 恩師は言葉は少ないけれど、暖かい大きな方でした。

投稿: 杜しま | 2011年11月11日 (金) 20時51分

亀田と亀嵩、砂の器の重要なシノプスのひとつですね。野村芳太郎監督の映画は松本清張の原作を遥かに超えた名作だと思います。

小生も親子の流浪のシーンは何度観ても涙が止まりません。

土地の方が話す言葉は決して「ズーズー弁」なんかじゃなく、まるでフランス語みたいなイントネーションの優しい言葉だと評したのは伊丹十三だったかな。小生も早池峰の民宿で聞いた古老の声が忘れられません。

投稿: てくてく | 2011年11月14日 (月) 13時28分

てくてくさん、ありがとうございます。
 伊丹さんが聞いた言葉はたぶん岩手か秋田の言葉だと想像します。かなり異なる言葉ですがいずれもやさしくてやわらかです。

 松本清張さんは構成のマジシャンであってことばの吟味についてはあまり気にしていなかったのでしょう。でもあれほどの人なのにといつもひっかかります。

投稿: 杜しま | 2011年11月14日 (月) 18時13分

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