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2013年3月30日 (土)

辛い風景の中のお地蔵さん   仙台市宮城野区蒲生

 2年後発刊予定の画集「震災の記憶編第2集」へ向けて活動を始めました。

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 これまで訪れていなかった仙台市宮城野区蒲生地区です。
 7mの津波で江戸時代から続いた大きな集落が消えてしまいました。堤防の脇にお地蔵さんが背中をまるめて消えた集落のほうを見ておられます、「すまんなあ、守れなくて」と言いたそうです。頭上を越えた津波に耐えて残り、地域に住んでいた方々が通ってお守りされているようです。すぐ下には犠牲になった方々の慰霊塔が建てられています。

このあたりは災害危険区域に指定され将来ともに集落が再現することはありません。これからどんな風景に変わっていくのか想像できません。

12 振り返ると、住民や子供たちが屋上で助かった中野小学校の破壊された校舎や体育館が2年もたつのになぜかそのまま残っています。

 

用紙はオリオンのブルフォンセF6、絵具はホルベインです。

その後4月7日にお別れ会があり取り壊しが始まりました。

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コメント

これを見て、今日蒲生のお地蔵さんに行ってきましたよ。

2年前に知人がこのお地蔵さんのことをおしえてくれたとき、行きたいとおもいましたが、
今日までまだ行っていませんでした。

地蔵菩薩とは、最後の一人が救われるまで自分は地獄に残っていると誓っている仏様のことだそうです。

3.11、東北沿岸のおびただしい地域が津波に流されていたまさにその時、何もかもが流され壊されていくなかで、お地蔵さんも津波に呑まれながら大勢の人々の命を助けておられたと、私は信じています。
まさに地獄に残って最後まで人を救われたお地蔵さんの話は、現代の奇跡ですね。

お地蔵さんの前に立ったら、不思議な勇気がわいて、心に平和がおとずれました・

お地蔵さんの絵と写真と文章に出会えたお陰で、お地蔵さんに会いに行くことができました。感謝しています。

投稿: ふぅちゃん | 2013年4月15日 (月) 20時30分

ふうちゃんさん、こんにちは。
 コメントありがとうございます。
 このお地蔵さんに行く少し手前の追分地蔵さんも残っています。また石巻の門脇町でも残っておられるお地蔵さんを見ました。
 お話をうかがって、あ、そうかと思いました。こちらこそありがとうございます。

 これからも地元の人間として現地へ通い、復興再生の姿を記録して行きます、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

投稿: 杜しま | 2013年4月15日 (月) 21時22分

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