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2013年12月

2013年12月29日 (日)

「八重の桜」終わり

 NHKの「八重の桜」のラストシーンのエドヒガンの映像がきれいだったので静止画像を見ながら描きました。ドラマはいいできでした。最後の西田敏行の「おまえは桜だ」が全体をまとめてくれました。

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でも描いているうちにあれへんだなと思う点がありました。それは背景の林地がエドヒガンが咲く4月下旬にしてはやけに緑々しているのです、実際はまだ新芽が出るか出ないかの時期ですがサクラが映えるような映像処理がされているのでしょう。最近のデジタル技術はいろんなことができるなあと感じます。で、絵では緑色を控えました。

以前会津で県営公園の設計の仕事をした際に、地元の植物に詳しい方々を集めて「会津を代表する木を設計に入れたいがなにがいいだろうか」とお聞きしたら即座に「会津と言えばサクラだ!」、即決で各種のサクラを選んだ懐かしい思い出もあります。

 用紙はミューズ・ランドスケープタッチⅡ、40×20cm、絵具はターナーです。

 

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2013年12月25日 (水)

南部赤富士の横顔  岩手県雫石町

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 数年前に小岩井農場からの帰路に見た岩手山の赤く染まった横顔です。見事な秋晴れのもと八幡平へ続く峰々が赤に染まっていました。

 この構図が気に入っていて描くのはこれで3回目ですが当然少しづつ変っています。

 用紙はいまはなきワットマンを45×22cmに切りました、表面が弱いですが青空の色がきれいに出せます。絵具はシュミンケです。

 

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2013年12月22日 (日)

和賀岳晩秋   岩手県旧沢内村

 季節はもうか月前の風景になってしまいました。以前釣りによく訪れた旧沢内村(現西和賀町)です。なんどか描いていますがまたです。

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 奥羽山脈の山あいの高冷地ですが南部藩の隠し田といわれ、沢内三千石お米(よね)の出どこ、という民謡もあります。この町は地方自治の先進地として有名です、それは先進の保健医療を身命をなげうって推し進めた故深沢村長のなしとげた成果です。

 用紙は旧コットマンF6、絵具は40年前にドイツで買ったオールドペリカンです、何事もなかったようにきれいに色を出してくれました。固形絵具のいいところです。

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2013年12月19日 (木)

“冬の旅”を聞きながら  フランツ・シューベルト

この季節になるとシューベルトの歌曲集“冬の旅”を繰り返し聞くのが毎年です。LPで2組、CDで1枚いずれもテオ・アダムやハンス・ホッターなどひと昔ふた昔前の名歌手のものです。

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歌の中で恋に破れた若者が枯れ野の中を救いをもとめながら歩く景色が浮かんできます。同時に芭蕉の辞世の句とされる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」も重なります。

ハンス・ホッターは20世紀後半のワグナーの楽劇で欠かすことのできない名バス歌手として不動の地位を築いていました、とくにワルキューレの最終章での愛娘を葬る魔の炎の歌唱は絶後のものでした。

 用紙はキャンソン・ミタントの茶色をF4サイズに切りました、絵具はホルベイン・ガッシュです。金色に金粉が入っているので光の入る方向が違うと異なる表情になります。

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 以前に描いたものですが、曲に出てくるものをてんこ盛りにしすぎました。

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2013年12月16日 (月)

孤松無念  宮城県七ヶ浜町 菖蒲田浜

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 仙台市に隣接した七ヶ浜町は三方を海に囲まれた海のまちです。その名の通り七つの浜がありますがそのひとつ菖蒲田浜の小さな岬の突端に見事なクロマツの古木があります、海風に吹かれて竜のような姿になっています。岩の隙間に根を張り、浜のシンボルとして生きてきましたが津波をかぶりわずかな栄養分もなくなり強靭なクロマツですが残念ながらもう過去形になりつつあります。

 菖蒲田浜は仙台都市圏最大の海水浴場としてにぎわった大きな集落でしたが高台にあったわずかな家を除いて消えたしまったなかで、一軒の釣具屋さんが商売を再開したというニュースを見て現地へ行き絵の中に加えました。ロケに行ったのが休日だったので釣り人がたくさんいてにぎわっていました、よかったです。

 用紙はアルシュ51×36cm、絵具はレンブラントですが空だけシュミンケを使いました。 

 

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2013年12月13日 (金)

せんだい光の華まつり  仙台市青葉区定禅寺通

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 28回目の仙台市の冬のイベント、光のページェントが60万個のLEDの光花で年末までまちを明るくしてくれます。市民の寄付が頼りなので募金活動が行われています。

 今のところ雪も降らず暖かめの気候(昨日からふつうに寒くなりましたが)でお客も助かります。

用紙はNTケントラシャの青色を41×28cmに切りました、絵具はターナー・アクリルガッシュ+同ジャパネスクです。紙の地色が残っているのは左の夜空の部分だけです。

建物は画面に合わせて若干変えています。

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2013年12月10日 (火)

たぶん最後のかや葺き曲り屋   遠野市新田

 この秋の北上高地の旅の締めくくりです。

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 南部地方伝統のかや葺きの曲り屋がないかと遠野郷を走り回りました、見つけたのは1軒だけでした。公的な保存施設村には当然ありますが実際に生活されている家はなかなか残っていません、みんな構造は残しつつ屋根はカラー鋼板による葺き替えがなされています、当然と言えば当然です。見事な大きさとしっかりと手入れがされた自然なたたずまいに見惚れました。

 日が落ちればざしきわらしやオシラサマが出てきそうです。そのイメージを加えています。

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 用紙はヴィファールF8、絵具はシュミンケです。

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2013年12月 7日 (土)

せんだい冬の華まつり始まる   仙台市青葉区

 Img144 今年で28回目になる光のページェントが6日始まりました。第1回の頃は景気がいい時代で今の何倍もの広がりを持っていましたがその後の景気後退で徐々に規模が小さくなり定禅寺通が主役になりました。始まりは地元商店の有志による提案と実行で公的な支援はありませんでした、今でも実行委員会形式で行われています。

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 市内の街路樹ではケヤキもさることながらイチョウやトウカエデも見事です。で、ページェントでは黒子のイチョウとトウカエデに光をまとわせました。

 用紙はミューズ・タント紙の濃青37×24cm、絵具はターナーアクリルガッシュです、夜空に伸びていく光芒は同じターナーアクリルでもジャパネスクシリーズの玉虫色4色に他の色を少しづつ混ぜて使っています。

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2013年12月 5日 (木)

遠野郷晩秋へ  遠野市久保

 タイマグラからまた峠ひとつ越えて遠野盆地へ入ります。北上高地のなかで唯一豊かな広がりを見せる里です。

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 遠野市の郊外部では伝統的な曲り屋構造の大きな民家をみかけます。さすがに茅葺き屋根は1軒しか見ませんでした、みな鉄板屋根に葺き替えたものです。
 
 伝統馬産地らしく田んぼには餌のわらを三角に組み乾燥中のものをたくさん見かけました。採草地も多くオシラサマ信仰とともに馬と暮らす里の伝統はまだまだ生きているようです。絵の樹林との境目は採草地です。

用紙はミューズ社の新製品ランプライトです。56×38cmに切りました、絵具はシュミンケです。
 弾きの強い表面なので水張りをしましたが、弾きの強さが残り絵具が表面を漂って定着せず色むらがでました。手前の曲り屋の赤紫の屋根が顕著です。まあ光を反射しているんだとの言い訳はできそうです。水張りの際に腰の強い刷毛でコシコシこすったほうがいいようです。といいながらも重量感のある頼りがいのある紙です。

Dsc_0311 地元のバスには水木しげるさんの遠野物語のペイント。

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2013年12月 1日 (日)

タイマグラばあちゃんが見ていた山 早池峰山  旧川井村 タイマグラ

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 2004
年公開のトドキュメンタリー映画「タイマグラばあちゃん」が撮影された地の近く宮古市(旧川井村)タイマグラのキャンプ場からです。 口癖のように「極楽だあ」と言ってこの山中の開拓地最後の住人として夫婦二人きりで暮らしていたタイマグラばあちゃんは、現代のモノにあふれる欲望社会の対極にある何もないけれど心豊かな暮らしが感動を呼びました。

 江繋の里から薬師川沿い1車線の道をおそるおそる行くとはじめて視界が開けたところです。ここから遠野へは絵の左へ行きます、20年前釣りに来た時にはなかった大規模林道という名の立派な道ができていました。

 変わった地名ですが先住民族の言葉だそうです、縄文時代の土器の出土もあり遠い昔から「極楽だあ」だったのかもしれません。薬師川の豊かな水と山々がそうさせたのでしょう。

 用紙はミューズ社のブルフォンセF6、絵具はシュミンケです。現地ではキャンプ場の管理棟がでんとあるのですが透明にしました。

2 タイマグラばあちゃんです


 

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