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2014年3月

2014年3月25日 (火)

まちの名桜にワーグマン試用  仙台市宮城野区銀杏町

 サクラの季節にまちを歩くと意外なところにりっぱな桜の古木を発見することがあります。古いまちならではの楽しみです。

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 仙台市の旧市街地の東端にあたる旧字苦竹、今では銀杏町とされているところにあるお屋敷にとてつもなく大きく見事なソメイヨシノの大木があります、樹齢は80100年くらいでしょうか。個人で世話をするだけでもえらいことです。花の咲いている時期には門を開けておられます。

 用紙は初めてのワーグマン、F6、絵具は吉祥+花をガッシュのニカワ溶きです。印象は、色の上りが薄いなという感じです、他の紙では濃いめに上がる日本画用の吉祥ですがそれでも薄味になるようです。もう少し試してみます。

 ワーグマンという紙を初めて使いました。四六判を買って好みの大きさに切り出します、まずF6とF4の二通りを作りました。まずはいつもの水張りをしてから鉛筆下書き、青空を塗りました、むらなくきれいに青空が塗れて満足し、その日の作業はおしまい。

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 次の朝起きて見てびっくり、ややや・・・です、水張りしたにもかかわらず大きく波打っています。なんだなんだと調べたら、水張り後の乾燥時の収縮が強烈で水張りテープを引き裂いていました。同時に水張りしたF4のほうも同じ状態でした。以前ワトソンの大きいサイズで経験したことがありますがF4クラスでも起きるとはいやあびっくりです。
 だめもとでいったんはがして再度水張り、今度はテープの2重張りです、うまくいったので気を取り直して線描きしその後着彩しました。

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 重さは350gで厚みがありウオッシュで刷毛で何回もこすりましたがびくともしない強靭さは頼りがいがあります。しかし水を吸った後の縮みかたの激しさから見て水張りしないで使う時にどうなるか分かりません。

 

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2014年3月14日 (金)

原点の風景  宮城県大和町沢渡

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 私の絵の原点になった風景です。14年前の5月に仕事でここへ来た時あまりに美しい山里の風景に魅了されました。残雪をたっぷり残した船形山(1500m)、静かにたたずむ農家、きれいに整えられた田んぼなど、その後四季を追いかけてもう何枚描いたか覚えていないほどです。

 この集落は古街道の集落でもあります、江戸時代以前から船形山を越えて山形側へ行く街道がありました。今ではその痕跡も少なくなりました。この先には藩政期に御用林の管理や街道の監視役の集落が二つありそれぞれに小学校の分校ができるほどの人が暮らしていましたが今は無人です。ここが山へ向かう最終の集落になります。

 用紙はアルシュの小さめ、24×19cm、個展の残スペースに合わせました。絵具は日本画用水性絵具吉祥です、きりりとした発色が持ち味です。

 11   この奥の渓流は私のイワナ釣りのフィールドです。用紙はファブリアーノ極細目F8、絵具はラウニーです。

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Photo_2  4月1日から個展です。

 

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2014年3月11日 (火)

復活のイチゴ  宮城県亘理町浜吉田

 

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宮城県南の亘理、山元の両町の沿岸部はイチゴのハウス栽培の出荷日本一でしたが津波で壊滅しました。しかし町が昨年30haのイチゴ団地を整備し140戸の農家の営農が再開されました。みなさん昨年12月のクリスマスケーキ用のイチゴ出荷時は大忙しでした。

大型のハウスがずらりと並び電照が輝く姿は希望の光を感じます。 

 震災から3年の時が流れました、発生から3週間公園関連現地調査で小回りのきくバイクで走り回ったのを思い出します。電話の復旧とほぼ同時に東京から「そっちの公園がどうなっているのか、どんなふうに使われているのか、被害はどうか調べてくれ、公園のことがよく分かっていて機動力があり写真が撮れてレポートが送信できるのはおまえさんしかいない、よろしく頼む」こう言われたら引き受けざるを得ません。その成果は公園関係の機関に送り現地の情報として直ちに発信されました。
 3週間の走行キロは350km、パンク修理セットや予備ガソリン、水食料を積んでですが余震や強風、寒さのなか命がけでした。いちばん怖かったのは信号が消えた6車線の産業道路や国道を走ること。
 でも中心部から沿岸部へ移動した時に見たことの衝撃は「あっちゃー、なんだこれは!!」 仕事だぞ記録だからと自分に言い聞かせて写真を撮りました。 

 用紙はミューズタント紙の濃紺36×16cm、絵具はターナーアクリル和です。

 10   なんなんだこれはと涙をこぼしながら描いた最初の絵です。

 

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Photo

 

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2014年3月 8日 (土)

花の谷花見山三代の桃源郷  福島市花見山

 福島市内に花見山公園という呼ばれる花の私園があります。

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 戦後すぐから自分の持ち山に花木を植えた方がおられ三代にわたり植樹、管理をされその成果を写真家故秋山庄太郎さんが桃源郷と呼び晩年通ったところです。その後地域の方々も協力し一帯が花の谷となりました。

 震災時には一時閉演していましたが今は開園しています、しかも無料です。たぶん日本中どこを探してもこれほどの花園を無料でなんてないでしょう、唯一禁止は花見の宴会です。山主さんが自分だけ楽しむのはもったいないからみんなおいでとされたのが始まりだそうです。

 用紙はファブリアーノ極細目F4ひとまわり小さいサイズ、絵具はこういうのには俺の出番だ!のW&Nです。

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Photo  4月個展のDMです。

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2014年3月 5日 (水)

花の春まだ先  宮城県丸森町

 こんな花の風景は1か月先ですが4月1日からの個展用に描きました。

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 宮城県の南の丸森町はゆるやかな丘が連なる広い里です。今年2月は突然の大雪で孤立集落が発生しましたが普段は気候も温暖で穏やかなところです。ロケハンで細い道を上がって行くと広い農地と一軒の農家がありました、大きな3階構造で養蚕を行っていたようです、かって町内に大きな製糸工場があったゆえでしょう。

 用紙はマルマンオールドマスターズF4、絵具はW&Nです。少し地色がある紙ですが名のとおり穏やかな発色で古い建物などを描くといい感じです。でもたぶんもうないと思います。

 

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2014年3月 2日 (日)

お江戸のギャラリー 3月  墨田区 梅鉢屋さん

 

ご縁があって、東京スカイツリーの足元近くにある江戸時代から続く和菓子の老舗に原画の展示コーナーを設けていただきました。東京のと言うよりお江戸のと言ったほうが似合うお店です。毎月その月の絵に取り替えています。でも東京の季節感と仙台の季節感がずいぶん違うので少し前倒しが必要です。

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屋号  向じま梅鉢屋
 墨田区八広2-37-8   ℡.03-3617-2373

 お店の商品詳細はHPがあります、“向じま梅鉢屋”と入力するとすぐ出てきます。特徴は野菜の砂糖漬け菓子でまことに粋なお品です。砂糖は貴重品だった時代に生み出されたということに驚きです。野菜だけではなく栗かのこ(和製マロングラッセ)や濡れ甘なっともおすすめです。

3 展示の様子

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2014年3月 1日 (土)

梅咲く春まもなく  仙台市泉区野村

 季節は1か月先取りです、近くの川の土手に姿のとてもいい紅白の梅があり毎年梅見に行きます。といっても人の土地だし川風が寒いので座ってじっくりというわけにはいきません。

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 3月になりました。建設コンサルタントの部門長だった現役の頃は一番神経が疲れる月でした。ほとんどの仕事が3月工期で、最終成果品作成、納品、検査(全部相手の都合で決まる)などの日程がすきまなくたてこみ青森から福島まで動き回っていました。
 雪の残る東北各地の風景が目に残っています。いちばん楽しい思い出は会津での大仕事の納品の帰りに吟醸酒の名品を道路わきの雪で冷やして営業とふたりで「うめー」と飲みながら(列車で)帰ったことです。

 用紙はストラスモアインペリアルF4、絵具はシュミンケです、ウメの花のテンテンはアクリルの力を借りました。

 

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