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2014年7月20日 (日)

おくのほそ道 封人の家出立の朝 山形県最上町堺田

“蚤虱馬の尿する枕もと”

 の句が生まれた封人(関守役)有路家です。今も往時の姿をきちんと伝えています。実際には中座敷に通され泊まっているわけで馬屋で寝かされたわけではないです。有路家にとってははなはだ不満のあるところでしょう。次の日に案内兼護衛の若者をつけてくれるなどきちんとした対応をしてくれています。
 今残るのは母屋のみで往時は周囲に風呂場、トイレ、納屋、井戸、作業小屋等々の付属建物があったはずですが分からないので描きませんでした。
 

 

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 元禄2516日の朝、困窮の夜に一夜の宿を供してくれた有路家を出立する芭蕉主従のイメージです。“おくのほそ道”では2日間雨に降りこまれて3日後に出立したとありますが随行の曽良の日記には好天とあります、芭蕉一流の脚色です。この後は山刀伐峠を越えてファンの豪商のいる尾花沢へ向かいます。この後で蕉風俳句の頂点と言われる名句が生み出されていきます。

  用紙はストラスモアF8、絵具はホルベインです。ホルベイン、とてもリーズナブルでありながらすっきりした発色ですが輸入品の押し出しの強さには負けるようです。「お前の使い方が悪いんだ」と言われるかもしれませんが素直な印象です。

  ここ堺田は地形的に珍しいところです、太平洋(北上川)と日本海(最上川)の分水嶺になっています。ふつうは山の尾根など分かりやすいところにあるのですがここは盆地の中の平らなところにあります。

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コメント

こんにちは哲です。
 物語の一場面、旅立つ情景が伝わってきます。それにしても建物がそのまま残っているのがすごいですね。
 F8すこし大きいですね、小生最近はF6どまりです。筆はどの程度の大きさをお使いでしょうか。

投稿: 哲 | 2014年7月20日 (日) 18時38分

哲さん、こんいちは。
 おくのほそ道シリーズはもう少し続きます。
 この建物は文化財指定を受けているので残っています。昭和の時代までオリジナルの姿を残していたわけでからすごいことです。たぶん家主さんにも歴史への誇りがあったのでしょう。
 筆は洋筆は4号から8号メインで画題により習字用や日本画用を使い分けます。細かいところは日本画用の面相筆です。

投稿: 杜しま | 2014年7月20日 (日) 22時59分

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