« 雄勝石再生プロジェクト展 | トップページ | 千年里の稲刈り  仙台市泉区堂所 »

2015年10月 6日 (火)

千年里の棚田  仙台市泉区堂所

 1

 仙台市の最北、隣町との境界近くの山中に不思議な集落があります。
 町の中心部の根白石から1車線の山道を数キロ走ると突然のように10戸ほどの谷間の美しい集落が現れます。堂所と書いて“どうどころ“と読みます。絵の家は谷の一番上の位置でたぶん村おさだったのでしょう。
 周囲から隔絶された山あいの集落には平家の落人伝説がよくありますがここはさらに古く1200年くらいさかのぼります。背後の山にそのころの寺院の遺構(堂庭廃寺跡)があります。平安時代中期に蝦夷地支配の拠点だった多賀城国府の北西の最外郭線にあり監視所の機能もあったのでしょう。
 寺だけでは食料の調達もできないわけでこの谷間を耕作する人も同時に配置されたと考えられます。 

 用紙はミューズタッチⅡ46×28cm、絵具はレンブラントです。

 

にほんブログ村 美術ブログ 水彩画へ

↑ ブログランキング参加中です。気に入って頂けましたら上のバナーをクリックひとつお願いします。順位が上がります。

|

« 雄勝石再生プロジェクト展 | トップページ | 千年里の稲刈り  仙台市泉区堂所 »

コメント

おはようございます哲です。
 面白い場所ですね、整備された圃場よりこの方が断然好きです。爽やかな秋の風を感じます。
 当地方ではこの時期だと多少ですが山に紅葉が入ります。
 中央手前の田んぼ、左右と比べて傾斜を感じますが錯覚でしょうか。形状によるものか、それとも蝶との関係で構図上判断されたのでしょうか。

投稿: 哲 | 2015年10月 6日 (火) 07時21分

哲さん、こんにちは。
 朝晩めっきり冷えるようになりました。ここは知る人ぞ知る仙台の隠れ里です。以前は道も行き止まりでした、今でも道は1車線です。
 傾斜の感じはそういえばそうかなと感じます、地形の関係でこんなふうに見えるのですが絵としてのバランスに気を付ける必要がありますね。ご指摘ありがとうございます。

投稿: 杜しま | 2015年10月 6日 (火) 10時47分

こんばんは。

杜しまさんは、ただ描くだけでなく、その地域のことを本当に詳しく調べて理解を深めていらっしゃるのですね。
表面だけの私にはとてもまねのできない姿勢でいつも感心させられます。

投稿: palette | 2015年10月 6日 (火) 21時55分

paletteさん、こんにちは。
 地元で長いこと暮らしている故でついそこの歴史を語りたくなります。どこにでもあるような風景や道でもその歴史を知ると別なものに見えてくるのが楽しいです。
 地元の方と話をしたら「この風景も高齢化とコメの値段で長いことはないよ」なんてさびしい話になりました。

投稿: 杜しま | 2015年10月 6日 (火) 22時26分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/143861/61918846

この記事へのトラックバック一覧です: 千年里の棚田  仙台市泉区堂所:

« 雄勝石再生プロジェクト展 | トップページ | 千年里の稲刈り  仙台市泉区堂所 »